スタッフブログ

外壁塗装専門店プロタイムズ北名古屋店・プロタイムズ春日井中央店です。

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多色塗りをしたい時の色選びのコツ

 

外壁塗装をお考えの方へ、色選びのポイントお伝えいたします!

外壁を塗り分けたいけどどうやって色を組み合わせたらいいのか分からない、おしゃれな外観にしたいけど失敗したくない、いくつも色を使うと派手になりすぎ?など、色選びについてお悩みの声を多数頂きます。

今回は、3色仕上げで施工させていただいた事例をご紹介しながら、色の組み合わせを考えるときのポイントなどをお伝えしていきたいと思います。

 

多色塗りの種類について

「多色塗り」といっても、外壁塗装の工法にはいくつか種類があります。まずはそれぞれの違いをご説明いたします。

 

・塗り分け塗装

最もポピュラーな外壁塗装の方法は「塗り潰し」と呼ばれる、1色の塗料でベタ塗りして仕上げるものです。外壁全てを1色で塗れば「単色塗り」「ワントーン」です。1階と2階で色を分けたり、ベランダの出の部分だけ色を変えたりと、2色で塗り分ければ「2色塗り」「ツートン/ツートーン」。3色で塗り分ければ「3色塗り」「スリートーン」となります。

意匠性の高いサイディングを塗り潰す場合、複雑な柄や模様は失われてしまうので注意が必要です。外壁の表面が立体的であれば、1色でも凹凸による陰影が生まれるので、のっぺりし過ぎるということはありません。

 

・ダブルトーン工法

文字通り2色の塗料を使った工法ですが、ツートン(ツートーン)カラーとは全く異なります。ダブルトーンはタイル調のサイディングなどに使われる工法で、ベースの色を塗った後、毛の短いローラーで表面だけ色が付くように違う色を重ね塗りして仕上げます。そうすることで外壁に奥行きが出て、立体感が生まれます。凹凸が複雑な外壁では3色を重ねることもあり、マルチカラー工法とも呼ばれます。

美しく仕上げるには高い技術が必要です。工数が増えるため、塗り潰し仕上げよりも費用が高くなることが多いです。

 

・多彩模様塗料

塗料そのものに色付きの粒状チップなどが混ぜられていて、石目調のような複雑でデザイン性の高い色合いに仕上がります。塗り潰しは単調すぎてつまらない、意匠性にこだわりたいという方には、非常におしゃれで魅力的な塗料と言えます。

デメリットとしては通常の塗料よりも価格帯が高く、施工費も高くなりがちです。スプレーガンによる吹き付け仕上げが必要な場合には周辺への飛散のリスクもあります。扱いが難しいため、施工できる職人が限られているという難点もあります。

 

塗り分け塗装の色選び

面によってサイディングの柄が異なっていたり、元々複数の色が使われていたりといったお家の場合は、2色や3色で塗り分けたいというご要望をよく頂きます。

塗り分け塗装は、費用を抑えつつもおしゃれに見せることができるのでとても人気があります。しかし、外壁だけでなく屋根や付帯部の色とのバランスも考えなければなりませんので、色数が増えれば増えるほど全体のバランスを取るのが難しくなります。洋服のコーディネートでも、いくつも色を取り入れるのはおしゃれ上級者というイメージがありますね。

家の造りが和風か洋風か、という点も色を選ぶ上での大きなポイントです。パステル系の可愛らしい色が似合うお家もあれば、渋い色合いがぴったりというお家もあります。

また、周辺の景観との相性もあります。お隣と色が被るのは避けたいけれど、あんまり浮いて見えるのも困りもの…。派手になり過ぎない組み合わせを考えなければなりません。

 

では、ここから実際の施工事例をご紹介していきたいと思います。

 

 

こちらの使用色はアステックペイントの「クールホワイト」と「オータム」、そして既存の意匠壁をクリヤー塗装でそのまま残しています。彩度の低いオータムをアクセントに入れることで、より白が映える組み合わせになっています。シャープで清潔感のある印象です。

ベージュ・ブラウン系から白を基調とした佇まいへとイメージチェンジしましたが、一部の意匠壁をクリヤー仕上げにし、元の雰囲気を残しているので自然な仕上がりになっています。

このように、サイディングの意匠性を活かした塗り潰し+クリヤーの塗り分けは、元々のデザインが気に入っているという方や、家の印象が変わり過ぎることに抵抗があるという方におすすめの組み合わせです。

注意点としては、クリヤー塗料はその名の通り透明なので、外壁の補修跡を隠すことができません。ヒビの跡や表面が剥離している箇所などはそのまま見えてしまいます。そのため、クラックや塗膜剝離のような劣化症状があまりに酷い場合はクリヤー塗装はおすすめできません。チョーキング現象が進行してしまった壁も、不具合が起きやすくなるため避けた方がよいでしょう。

 

 

 

こちらの使用色はアステックペイントの「ブロークンホワイト」「チャコール」「ヤララブラウン」の3色。白×黒×茶のシンプルな仕上がりです。

ビフォーの色褪せた壁を、それぞれ同系色で塗り直しているので、3色でも派手な印象にはならず、バランス良く仕上がりました。木目調のサイディングに、付帯部にも木材が使われているお住まいなので、ナチュラルな色合いがとてもよく似合っています。

白は基本の色なので、何色を合わせても綺麗にまとまりやすいです。迷ったときは白系の色をベースにして他の色を組み合わせていくのがおすすめです。「白は200色ある」と言いますが、青みがかった白やグレーに近い白、ほんのりピンクを混ぜた白など、いろんな白色がありますので、アクセントカラーと色味を揃えると濃いめの色でもしっかり馴染みますよ。

 

 

 

こちらの使用色はアステックペイントの「ペリウィンクルブルー」「ブルーグレー」「バーチグレー」です。白×水色×グレーで、お家の形も相まって可愛らしく爽やかな仕上がりです。

ビフォーでは外壁の1階と2階部分は同じ色ですが、今回は違う色で塗り分けました。うっすら青みがかった白とくすみ系の水色、どちらも淡い色なので、それだけだとぼやけた印象になりがちですが、帯と鼻隠しの部分を濃いグレーにすることで全体を引き締めています。

付帯部を含めると4色も使っていますが、色味の系統で言うと実は青とグレーの2種類のみ。そのため、色同士がケンカすることなく、すっきりとまとまっています。

青系、茶系、赤系といった有彩色をいくつも入れるより、メインの色を決めて、あとは白・黒・グレーといった無彩色を取り入れると、全体のバランスも取れ、アクセントカラーが引き立ってより綺麗に見えます。

 

 

 

こちらの使用色はアステックペイントの「エクリュ」「フレンチグリーン」「カレッジグリーン」です。緑系のグラデーションのような組み合わせになっていて、個性的でお洒落な仕上がりです。

エクリュを一番面積の広いメインカラーにして、ベランダ部分にパステル調のフレンチグリーンを合わせています。濃色のカレッジグリーンを玄関廻りのアクセントに置くことで、他の2色とのコントラストが効いて、ぱきっとした印象になり、それぞれの色がより鮮やかに見えます。

このように淡い色×濃い色の組み合わせなら、薄いオレンジとこげ茶色、薄青と濃紺、のように同系色で組み合わせるのがおすすめです。

 

 

まとめ

予算は抑えたいけれど、仕上がりにもこだわりたいという方には、「塗り分け塗装」がおすすめです!

周辺の景観、家の造りや形に合わせて、派手になり過ぎない組み合わせを考えましょう。

サイディング外壁で元のデザインを残したいなら、塗り潰し+クリヤー仕上げがおすすめですが、外壁の劣化が進み過ぎていると塗装できませんので、まだ少し早いかな?と思ってもまずは塗装店へ相談してみましょう。

ナチュラルカラーの白や茶色は安定の人気ですが、ひとくちに白といっても様々な色味があります。アクセントカラーが馴染む色味を選びましょう。

色の組み合わせは欲張りすぎず、引き算を意識するのが◎。有彩色×無彩色で全体の印象にまとまりを持たせましょう。

淡彩色×濃彩色なら同系色でコントラストを付けると綺麗に仕上がります。グラデーションをイメージして色を選んでみましょう。

 

ご参考になりましたでしょうか?

ツジ建装では、専用のシミュレーションソフトを用いて塗装後のお住まいのイメージ画像を作成します。様々な塗り分け方や色の組み合わせを試すことができますので、理想の仕上がりを追い求めることが可能です!

「こんなイメージの家にしたい」「この色に合う組み合わせはどれ?」「おすすめの色は?」など、どしどしご相談ください。担当者がとことんお付き合いいたします。

お問い合わせをお待ちしております!

 

 

 

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