スタッフブログ

外壁塗装専門店プロタイムズ北名古屋店・プロタイムズ春日井中央店です。

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艶あり塗料と艶消し塗料の違いについて

 

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

10年に一度の外壁塗装。せっかく家を綺麗にするならこんな風に…と理想のイメージを思い描くことはありませんか?

お施主様の理想を実現するために、弊社アドバイザーも様々なご相談に乗ってきました。

そんな中で、外壁を艶あり塗料か艶消し塗料のどちらにしようか迷う、とのご相談を頂くことも。今回は艶あり・艶消しそれぞれの魅力と、塗装する前に知っておきたい注意点などをまとめてみました。

 

 


 

塗料の「艶」について

 

まずは塗料の艶(つや)の違いから解説していきます。

艶の差は、光沢度(グロス値)の違いで5段階に分けられ、どれを選ぶかで仕上がりの光沢感が変わります。つまりは「光が当たった時どのくらい反射するか」の違いで、それが塗膜の色や明るさ、外観の印象にも関わってきます。

 

・艶あり(全艶)

光沢度:70%以上。最もポピュラーなのがこの艶あり仕上げで、ピカピカと太陽光を反射します。まるで新築時のような印象になります。

 

・7分艶

光沢度:55~65%。全艶と比べてもそれほど大きな差はありませんが、ピカピカ感は少し控えめになります。

 

・5分艶

光沢度:30~40%。艶ありと艶消しのちょうど中間です。「半艶」とも。

 

・3分艶

光沢度:10~20%。マットではありますが、わずかに光沢が出ます。天気の良い日、太陽の位置によっては艶が見える程度。

 

・艶消し(艶なし)

光沢度:5%以下。マット仕上げやフラット仕上げとも言われ、反射光はほとんど感じられません。落ち着きや重厚感を与える印象に。

 

■艶の感じ方は外壁材の種類や形状によって異なる

艶あり塗料で塗装すると、塗膜の表面はつるつるで滑らか。艶消し塗料で塗装すると、塗膜の表面は微細な凹凸が生まれ、光を拡散させます。

建材でも、つるりとした滑らかなものもあれば、ざらざらとした手触りのものもあります。

外壁にどんな材質のものが使われているかで、光沢感の出方も当然変わってきます。

たとえばノーマルなサイディングやトタン壁のようなつるつるとした質感の外壁であれば、光沢がある方が自然で新しく見え、艶が無いと古めかしく見えてしまうこともあります。

逆に塗り壁調や砂壁調のような意匠性のある外壁の場合は、あまり光沢感が無い方が自然で、ツヤツヤしすぎていると違和感が出るかもしれません。

艶あり・艶消しとご自宅の外壁材との相性も把握しておくと、失敗するリスクを減らせます。

 

■艶の出方にこだわりたいなら見積前に相談するのが〇

基本的に7分艶以下の光沢度を抑えた塗料は、艶あり塗料に「艶消し剤」を混ぜて調整しています。

すべての塗料で艶の程度を5段階から選べるわけではないという点に注意が必要です。

艶あり塗料の種類が最も豊富で、中には艶ありしかないものや、選べても2段階や3段階という塗料も。

 

逆に数は少ないですが、ラインナップが艶消しのみという塗料もあります。艶あり塗料に添加剤を加えるのではなく、最初から艶の出ない塗料として開発されたものです。

 

外壁塗装の見積りを取る際、大抵の業者が艶あり塗料での塗装を前提に見積りを作成してくるでしょう。

そのため先に塗料を決めてしまうと、例えば3分艶を希望しても取り扱いがないというパターンも考えられます。あくまでも艶感にこだわりたいという方の場合、何分艶がいいかを先に塗装業者に伝え、その艶が選べる塗料を提案してもらいましょう。

塗料メーカーのホームページや塗料のパンフレット等でも、対応している艶の種類が確認できます。

また、同じ5分艶でもメーカーが違えば艶の出方も微妙に異なりますので、塗料を塗った見本板を施工業者に取り寄せてもらって実物を確認するのも手です。

艶を抑えたいけれど何分艶にするか迷う、という場合も、まずは専門家からアドバイスを貰うことをおすすめいたします。

 

 

プロタイムズ北名古屋店では、住まいの無料相談や、塗料選びについてのご相談などを受け付けています。 

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艶あり・艶消しそれぞれの魅力

 

■艶あり塗料の魅力

・種類が豊富

ほとんどの塗料が艶ありに対応しているため、豊富な種類・性能から塗料を選ぶことができます。

 

・ビフォーアフターが分かりやすい

光沢のある鮮やかな仕上がりになるため、周囲の人からも一目で「綺麗になったね!」と言ってもらえるほど、塗装前との違いが分かりやすくなります。

 

・汚れが付きにくい

表面が滑らかなので、艶消し剤を混ぜて光沢を抑えた場合よりも、外壁に汚れが付きにくくなります。

また、塗料本来の性能を100%発揮することができます。

 

■艶消し塗料の魅力

・モルタルや砂壁など、意匠壁との相性◎

表面にざらつきのある外壁の場合、あまり光沢があり過ぎると不自然に見えてしまうことも。艶を抑えることで、より自然な風合いに仕上がります。

 

・和風住宅にもおすすめ

瓦や木部などとも自然に馴染む落ち着いた印象の艶消しは、和風住宅にお住まいの方に人気があります。

 

・経年による見た目の変化が小さい

塗装後、表面の艶は徐々に失われていきますが、艶消し仕上げなら年数が経っても大きく印象が変わることはありません。

 


塗装前に知っておきたい艶あり塗料の注意点

 

■艶の持続性

艶は永久ではなく、徐々に落ち着いていきます。年数と共に光沢感が失われていき、外観の印象も変化します。見た目が変わることで外壁の劣化を感じやすくなる場合もあります。

 

■光沢感

好みの問題にはなりますが、光沢感が強く出ることで、塗装前よりも派手に見えるという人や、周囲から浮いて見えると感じてしまう人もいます。あるいは、てかてかとした質感にチープさを感じるという人も。

 


塗装前に知っておきたい艶消し塗料の注意点

 

■塗りムラ(艶ムラ)

艶を調整した塗料はムラが出やすいと言われています。

丁寧な下地処理や、適切な下塗り剤の選定、塗料の施工仕様や注意事項を遵守することが大事ですが、施工業者の知識不足や技術不足があると、如実に仕上がりに表れてくるため、業者の選定は慎重に行う必要があります。

 

■汚れやすさ

艶ありよりも汚れが付きやすくなるというのが、艶消しの懸念点です。

艶消し塗料は、塗膜表面に細かな凹凸を作って光を拡散させることで光沢度を抑えています。そのため、排気ガスや土埃、水分などが塗膜の凹凸に引っかかり、汚れやカビが出やすくなります。

外壁の状態を綺麗に保つため、こまめな洗浄などのメンテナンスが必要になる場合もあります。

 

■耐久性

同じ塗料の艶あり仕上げと比べた場合、艶消し仕上げのほうが若干耐久性が低下すると言われています。

艶消しのための添加剤(不純物)を混ぜ込むため、本来の性能を十分に発揮できなくなるというわけです。

とは言え、塗料のそもそもの耐久性が一昔前よりも上がっていることもあり、高機能塗料の場合はそこまで耐久性に差は出ないとも言われています。

  


塗料選びで失敗しないためのポイント

 

■優先順位をつける

適正価格を知るためにも相見積りは取りたい。そうして何社も取っているうちに、こっちの塗料もいいけれどあっちの塗料も捨てがたい、と迷う人も多い塗料選び。

ご自身やご家族の中で「これは譲れない」という条件がいくつかあるなら、それを整理して順位を付け、塗料選びの基準にしてみましょう。

 

「汚れが目立つのが嫌だから、とにかく汚れにくい外壁にしたい」という条件が1番で、2番が価格という場合を考えてみましょう。

絶対に外せない性能が低汚染性。そしてフッ素よりも耐用年数は短いけれど値段の安いシリコン塗料が良さそうです。

艶は全艶、外壁の色は白や黒を避けて中間色のベージュかグレーに…と、理想に近づけるためのルートが見えてきます。

 

「耐用年数が長くて、ひび割れしにくい塗料が良い」

「デザイン性重視でおしゃれな仕上がりにしたい」

「なるべくメンテナンスの手間が掛からない方がいい」

理想の条件は人それぞれ。何を重視して、どこを妥協するのか、しっかり整理して取捨選択することが、後々後悔しないためのコツです。

 

■色見本の確認は屋外で

外壁は一度塗ってしまったら、簡単にはやり直しができません。完成したらイメージと違った、となっても、また足場を組み直して追加費用を掛けて再塗装…なんてことはなかなか難しいですよね。

そのため、事前にしっかり確認しておくことが重要です。

具体的には、大判の見本を塗装業者に用意してもらい、実際に家の外壁に当ててみることをおすすめいたします。

日当たりの良い面と日陰になっている面でそれぞれ比べてみると、色の見え方の違いが実感できるかと思います。

もちろん艶の度合いごとの見本もありますので、気になる場合は塗装業者に相談して用意してもらってください。並べてどのくらい印象が違うのかを体感した上で、どの色・どの艶がいいかを決めましょう。

 


 

外壁の塗料を艶ありにするか艶消しにするかは、最終的にはお施主様の好みで選んでいただくものになります。

それぞれにメリットとデメリットがありますので、見積りを依頼する塗装業者としっかり相談して、理想の塗料を見つけていただきたいと思います。

 

艶の質感や色合いなどは、実際に塗装してみるまで分かりません。

部屋の中で小さなサンプルを見ただけでは、理想と現実のギャップが大きく「失敗した」と感じてしまう結果になりかねません。

本当に自分の理想に近い塗料を選べているかを判断するために、なるべく大きな見本を使って屋外で確認することをおすすめいたします。

 

外壁塗装・屋根塗装をお考えの際には、プロタイムズ北名古屋店・プロタイムズ春日井中央店をぜひご検討ください。

無料相談、無料建物診断も受け付けておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

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