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雨漏りを悪化させない応急処置ガイド|これってOK?NG?
2025.05.25
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外壁塗装専門店プロタイムズ北名古屋店・プロタイムズ春日井中央店です。
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今すぐできる雨漏り応急処置

梅雨や台風、ゲリラ豪雨など、大雨の影響で急に家の中で雨漏りが!
すぐに自分で出来る応急処置の方法をご紹介いたします。
外壁・屋根修繕の専門店として、雨漏りからの2次被害を防ぐため、絶対に避けてほしい「NG行動」も解説していきます。
家の中に水が入ると、あっという間に劣化が進んでしまいます。
「少しの雨漏りぐらい」「そのうち直せばいいや」と放置してしまうと、建物の構造部分にまでダメージが及び、大掛かりな補修工事が必要になり、予想外の出費に、なんてことも。
雨漏りに気付いたら、まずは冷静に応急処置。そして、なるべく早く専門業者へ調査・補修を依頼しましょう。
大切な住まいを守るための雨漏り対処法、ぜひ最後までお読みください。
雨漏りの応急処置【室内】
■天井からの雨漏り
天井からポタポタと水滴が落ちてくる場合は、まず水を受け止める容器を用意しましょう。
バケツや洗面器、ビニール袋を被せたゴミ箱など。このとき、容器の中に雑巾や新聞紙など水を吸うものを敷いておくと、落ちてきた水が跳ねて床を濡らさずに済みます。
床にレジャーシートや吸水シートなどを敷き、その上から水を受ける容器を置けば、なお安心です。
水が溜まってきたら、一杯になる前に捨ててください。
天井の複数箇所から雨漏りしていたり、漏水箇所の下に家具があってバケツを置けなかったりという場合もあるかと思います。
そんなときには、大きめのビニールシートと養生テープを準備してください。
天井に、漏水箇所を囲むようにビニールシートを貼り付けて、大きな漏斗のようにして水を1ヶ所に集めます。床に向かうにつれてビニールシートの先を細く絞り、 その下にバケツ等を設置しましょう。
ビニールシートの固定には、粘着力の強いテープを使用しないように注意してください。テープを剥がすときに、壁紙なども一緒に剥がれてしまう恐れがあります。
点検口から屋根裏に上がれる場合は、容器や吸水シートなどを屋根裏に設置すれば、天井や壁紙の劣化を防ぐことができます。
■窓からの雨漏り
窓(サッシ)から雨漏りした場合は、まず濡れた場所を拭き取り、水が入ってくる箇所を確認します。
雑巾や新聞紙、吸水シートなどをサッシに詰めたり貼り付けたりして、漏れてくる水を吸い取らせます。紙おむつも吸水力が高いのでおすすめです。
詰め物が水を吸いきれなくなったら、都度交換してください。窓に面した床部分にも吸水シートなどを敷いておくと安心です。
また、カーテンが濡れたままになっているとカビが生えてしまうため、取り外すか、水がつかないように固定しておくことをおすすめします。
■晴れているのに雨漏り?
水回りの壁や床が濡れている、雨が降っていない日でもポタポタと水が落ちる音がする、普段より水道料金が増えている。
そんなときは雨漏りではなく、水道管からの漏水が起きている可能性があります。
なるべく早めに専門業者へ相談しましょう。
ただし、水道管工事は、高額な費用を請求してくる悪質な業者もいます。
市町村の上下水道局を調べると、水回りトラブルの相談窓口が設けられていますので、まずはそちらに問い合わせてみることをお勧めいたします。
参考:名古屋市上下水道局|悪質な修理業者にご注意ください!(https://www.water.city.nagoya.jp/category/gotyuui/142645.html)
雨漏りの応急処置【屋外】
■屋根・ベランダからの雨漏り
天井から雨漏りがする場合は、その上部にある屋根やベランダに原因があることがほとんどです。
亀裂が入っていたり、瓦がズレていたり、明確に「ここから雨が入り込んでいる」と分かる場合は、外側からの応急処置も可能です。
ブルーシート、養生テープ、土のうなどを準備します。
疑わしい箇所を中心に、ブルーシートやビニールシートで広めに覆い、雨が吹き込まないようにします。シートの端を養生テープ等で固定するか、土のうを置いてシートが飛んでいかないように押さえましょう。
シートを被せたままだと、中で湿気がこもりカビが発生して建材を傷めてしまうので、あくまで一時的なものと考えてください。
【注意点】
屋根に上がることは非常に危険です。
雨が降っている間は決して作業せず、雨が止むまで待ちましょう。
高所での作業に加え、はしごや屋根が濡れている場合は滑りやすくなるため、普段よりも落下のリスクが高まります。強風に煽られてバランスを崩す危険もあります。
どうしても作業が必要な場合は、必ず2人以上で作業するようにし、できればヘルメットを装着して行ってください。
高所作業に慣れている経験豊富な職人であっても、転落事故は発生します。慣れていない人であれば尚更です。
急な雨漏りでつい焦ってしまいがちですが、絶対に無理はせず、屋根のことは専門業者に相談してください。
■窓・外壁からの雨漏り
窓の周りや外壁から雨漏りした場合、たとえばコーキングが劣化していたり、クラック(ひび割れ)が見つかったりすれば、そこが雨水の侵入経路になっている可能性があります。
外壁側からの応急処置としては、防水テープやコーキング剤を準備し、隙間を塞ぐことです。
汚れや水分を拭き取り、乾いた状態で、空気が入り込まないように気を付けながら作業していきましょう。
適切な箇所を塞ぐことができれば、雨漏りを止められる場合もありますが、テープやコーキングが劣化したり隙間を塞ぎ切れなかったりするとまた漏水が始まってしまいます。
雨漏り応急処置のNG行動
雨漏りへの応急処置の方法をご紹介してきましたが、対処法を間違えると、かえって被害が拡大してしまう恐れもあるのが雨漏りの怖いところです。
そのため、ついやってしまいがちだけど本当は避けるべき「応急処置のNG行動」についても解説します。
■室内でのNG行動
室内における雨漏りの応急処置は、あくまで「水を受け止める・吸い取る」ことです。
天井やサッシ周りの水が漏れ出てくる箇所に防水テープを貼ったり、板やボードを打ち付けて物理的に塞いでしまうことは、絶対に避けてください。
雨漏り箇所を内側から塞ぐと、そこから水は垂れてきませんが、雨水の侵入が止まったわけではありません。出口を失った水が内部を腐らせてしまう恐れや、溜まった水が流れて他の場所から漏れてくる恐れがあります。そうなれば、修繕箇所が増え、補修費用が高くなってしまいます。
■屋外でのNG行動
屋外の応急処置として、クラックや劣化したコーキングの隙間を塞ぐ方法を紹介しましたが、この塞ぎ方にも注意が必要となります。
防水テープやコーキングを使用する際、明確に「ここから水が入っている」と分かる箇所をピンポイントで塞ぐことは問題ありません。
しかし、つい不安からあっちもこっちもと、むやみに塞いでしまうと、それは「NG行動」になります。
入り込んだ雨水が排水される箇所まで塞いでしまった場合、雨漏り箇所を増やしてしまう可能性があるからです。
雨漏りの原因箇所を突き止めることは非常に難しいため、どこを塞げばいいか迷った際は、専門業者に診てもらうことをお勧めいたします。
雨漏りを未然に防ぐためのセルフチェック
雨漏り対策のひとつとして、定期的に家の周囲を目視でチェックしてみるのもおすすめです。
雨漏りの原因になりそうな箇所や、まだ室内に届いていないだけで実は雨漏りが始まっている箇所が見つかるかもしれません。
家の劣化は人間の病気と同じで、早期発見が何より重要です。症状が進行すると大きな手術が必要になってしまうようなことでも、早めに気付けば簡単な治療で治すことができます。
■屋根のセルフチェック
屋根の劣化や不具合は特に気付きづらいものですが、少し離れた位置から双眼鏡やカメラのズーム機能を使って見る、下屋根がある場合は2階の窓やベランダから見るといった方法があります。
以下のような不具合を見つけたら、雨漏りの原因になるかもしれませんので、一度専門業者に点検を依頼することをお勧めいたします。
・瓦屋根
瓦の位置がズレている、割れ・欠けがある、釘が飛び出している、漆喰が崩れている、など。
・セメント瓦、スレート屋根
クラックがある、割れ・欠けがある、板金が浮いている、苔が目立つ、など。
・金属屋根
サビが出ている、穴が空いている、捲れている、など。
・陸屋根(屋上防水)、ベランダ
水溜まりができる、シートが浮いている、剥離や亀裂がある、など。
■外壁・付帯部のセルフチェック
屋根をチェックしたら、家の周りをぐるっと一周して外壁やその他の箇所もチェックしましょう。
雨漏り以外にも、塗り替えや補修が必要なサインが出ているかもしれません。
以下のような劣化症状があれば、お家のメンテナンスを検討する時期だと言えるでしょう。
・外壁
手に粉がつく、クラックがある、欠損している、塗膜が剥がれている、など。
・コーキング(シーリング)
亀裂やひび割れがある、外壁から剥がれている、苔やカビが生えている、など。
・軒天
雨染みがある、苔やカビが生えている、など。
・雨樋
歪んでいる、取付け金具が外れている、穴が空いている、枯れ葉が詰まっている、など。
・鉄部
サビが出ている、穴が空いている、など。
・木部
亀裂がある、腐食している、など。
まとめ
突然の雨漏りで、どうしていいか分からないというときの応急処置ガイドをご紹介しました。
雨漏りが始まったら慌てず焦らず、落ち着いて、バケツなどで水を受けたり、雑巾などで水を吸い取ったりして対処しましょう。
部屋の中から水が漏れてくる箇所を塞ぐことは、いたずらに漏水箇所を増やす恐れがあるため避けてください。
雨漏りの原因となっている箇所を突き止めるのは非常に難しく、下手に塞いでしまうとかえって被害が拡大することにもなりかねません。また、屋根に上がるなどの高所作業は転落の危険性があるため、決して無理をしないでください。
早めに対処すれば小さな補修で済むことも多いですが、悪化してしまうと費用は高額になりがちです。雨漏りが酷くなる前に、早めに専門業者へ相談するようにしてください。
プロタイムズ北名古屋店・プロタイムズ春日井中央店では、漏水調査・雨漏り修繕を承っております。
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